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| オモい |

私がウェディングフォトに魅力を持って、はまってしまった理由は、同じ「結婚式」というテーマであっても、その家族が持っているストーリーがさまざまであり、たくさんの人の思いがぎゅっと詰まった奥深いものだったからでしょう。私がシャッターを押す事によってその瞬間が、その家族の新しいドラマとして永遠に残るという責任の重さ、そして楽しさ。
そして、結婚した後の家族の姿、妊婦さんや赤ちゃんを去年から撮影し始めて、結婚式とはまた違った格別の感情がうまれるようになりました。もっともっと家族の結びつきや絆を深く感じるようになりました。ひとつの命がこんなにもたくさんの愛情をもって誕生し、その小さな命がこんなにもまわりの人間に元気を与え、勇気を与えてくれる。かけがえのない瞬間に自分がいるんだということへの感動は何ものにもかえがたいものです。
自分の写真が、みんなの「大切な気持ち」を忘れないように、何か役割を持っていればいいなと思います。
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| クラッピング |

「今までで一番印象的だった結婚式はどんなの?」と友達に聞かれることがよくあります。結婚式の撮影を始めてもう何百組撮ったかは数えていませんが、だいたい写真をみれば「あーこの人たちこんなんだったなあ」というのは覚えています。
今でも覚えているのは、拍手の音で鳥肌がたった結婚式です。
それは皇室関係の方が多数集まる結婚式でした。式が始まるまでそれを予想もしていませんでしたが、人前式の入場の際、「入場です!」とアナウンスが流れたとたん、びっくりするぐらいの拍手が沸き起こりました。私はその、ゲストの方たちの拍手に鳥肌がたって興奮して泣きそうになったのを今でもよく覚えています。
みなさんが集中して2人を見て、一生懸命祝福して手をうっているんですね。あたたかくて、大きな音で、ぶわっと波寄せてくるような、そんな拍手でした。それは式が終わっても披露宴中も、最後の最後まで同じでした。
途中、何度も「これはパーティによく出席している方たちが多いから慣れているのか?」とか「拍手の仕方とかをならったりするのだろうか?」とかいろいろ理由を考えながら撮影しました。新郎新婦の言葉や手紙などに涙させられることはよくありましたが、ゲストの拍手の音で何度も涙腺がゆるんだのは、あまり経験がありません。
最近、よくお芝居やライブを見に行くことがふえました。その撮影以降、感動したり、よかったよという気持ちを拍手であらわせたらと、一生懸命拍手をするようになりました。そういう気持ちが届いていればいいですね。
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